半年に1回、眼科で検診を受けています。ドライアイ用の目薬を貰いがてら、という感じ。
眼底検査まではしていませんが、一応医師に視てもらってはいるので(1分診療だけど)まぁよしとしています。
毎年冬に視力が下がり夏に盛り返すという現象が続いています。
血流なのかしらねぇ?と思いつつ今回医師にそのことを告げると
「白内障が少しね・・・」
とぼそり。
「はい、また半年後に来てください」
と診察室をおん出されました。
おい、おいおいおい!!
と思いましたが、その一方で落ち着き払った自分がいることにも気づきました。
数年前だったら
「老化現象がぁぁーーどうしよおぉぉぉぉ\(゜ロ\)(/ロ゜)/」
と大騒ぎしていたと思います。
ですがその時の私は
白内障かぁ・・・そりゃあ長く使っていたら経年劣化もするよなぁ。
そういやTっち(同級生)も10年前に白内障の手術を受けたとか言ってたよなぁ。
それよりは私の目は長持ちしてるってことよね。
視力にいいツボとか調べてお灸でもしてみようかな・・・
と淡々と思考していました。
先日会った気持ちの波が激しいアラカンの友達、その日は大しけな気分だったらしく
「体調が~」
と、魚と波しぶきがザッパーン!!状態で愚痴を披露してくれました。一応一通り聞いてから
「ビルだって、半世紀過ぎたらあちこちガタがくる。そうなったら手入れが必要だし、中には取り壊して立て替え!なんていうこともある。人だって同じ。50年以上生きるんだから、もう本当は建て替えが必要な状態なの。だから不都合が出てくるのが当たり前。うまく付き合っていくしかない」
とエラソーに言っておきました。
ただ愚痴りたかった彼女には不愉快だったかもしれませんが・・・
(こちらもいつも元気いっぱいオロナミンC!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°というわけではないので)
私が元気一杯の20代であれば、こんなこと口走ったら
『はあぁ?受け売り言いやがって』
状態だったでしょうが、わたくしもあちこちガタがきていることを実感する身。これくらい言う権利はあるでしょう。
年齢を重ねることは面倒ごとが増えることだと思っています。
ただこれを逆手に取り
「私もうおばちゃんだからさぁ、無理なんだわワハハ」
「あとは若い人だけで~オホホホ」
と自然に出せるよう、いつも脳内練習しています。
なかなか実際に口に出す機会はまだ訪れていませんが、『これって最強だよなぁ』と思ってます。
自分を下げつつ逃げる方法ですな。